“ザワヒリ容疑者をかくまった” 米高官がタリバンを非難

アメリカ・ホワイトハウスの高官は、国際テロ組織アルカイダの指導者をかくまっていたとして、イスラム主義勢力タリバンを非難し、アメリカとタリバンの対立が一層深まることも予想されます。

アメリカ政府は、2001年の同時多発テロ事件に深く関わったとされる国際テロ組織アルカイダの指導者アイマン・ザワヒリ容疑者を、アフガニスタンの首都カブールの潜伏先の住宅で殺害したと1日に発表しました。

さらにホワイトハウスのカービー戦略広報調整官は2日、アフガニスタンの統治を進めるイスラム主義勢力タリバンがザワヒリ容疑者やその家族をかくまっていた上、アメリカによって殺害されたあと、潜伏していた証拠を隠そうとしていたと指摘しました。

アメリカとタリバンはおととし調印した和平合意でアメリカがアフガニスタンから軍を撤退させる一方で、タリバンはアルカイダとの関係を絶つと約束していて、カービー氏は「合意に違反していることは明らかだ」と非難しました。

去年8月、アフガニスタンで再び権力を掌握したタリバンの暫定政権について、欧米各国は女性の人権などに対する姿勢を問題視し、今も承認していません。

カービー氏は「タリバンは、国際社会の一員になりたいと主張し、支援を求めている。もしそれを本当に望むのであれば当然、合意を守るべきだ」と述べ、今後アメリカとタリバンの対立が一層深まることも予想されます。