米ペロシ下院議 蔡英文総統と会談 “民主主義守る” 連帯強調

台湾を訪問しているアメリカのペロシ下院議長は3日午前、蔡英文総統と会談し「台湾と世界の民主主義を守るためのアメリカの決意は揺らぐことはない」と述べ台湾との連帯を強調しました。

2日夜、台湾に到着したアメリカのペロシ下院議長は日本時間の3日午前11時半すぎから台北の総統府で蔡英文総統と会談しました。

蔡総統は会談の冒頭、台湾とアメリカの友好関係を促進した功績をたたえて勲章を授与し、「ペロシ議長は台湾の最も揺るぎない友人だ。台湾の民主主義の発展に関心を持ち続け、長期にわたって国際社会への参加を支持してくれていることに心から感謝する」と述べ、25年ぶりとなるアメリカの現職の下院議長の訪問を歓迎しました。

一方で、蔡総統は中国を名指ししなかったものの「民主主義の台湾が侵略されればインド太平洋地域全体の安全にとって大きな衝撃となる」と指摘し、「エスカレートし続ける軍事的な威嚇に対して台湾は退くことなく、民主主義の防衛ラインを堅く守り抜く」と述べました。

これに対して、ペロシ議長は中国などを念頭に「世界は今、民主主義と専制主義のどちらを選ぶのか迫られている」と述べた上で、「台湾と世界の民主主義を守るためのアメリカの決意は揺らぐことはない」として、台湾との連帯を強調しました。

ペロシ議長の台湾訪問に強く反対する中国は台湾周辺で軍事演習を行うとしていて、地域の緊張が一層高まることが懸念されます。