官房長官 “中国の軍事演習 日本のEEZ含む” 中国に懸念伝える

アメリカのペロシ下院議長の台湾訪問をめぐり、松野官房長官は、中国側が台湾周辺で軍事演習を開始すると発表した地域に日本のEEZ=排他的経済水域も含まれているとして、中国側に懸念を伝えたことを明らかにしました。

アメリカのペロシ下院議長が2日、台湾に到着した直後、中国軍は台湾周辺で軍事演習を開始すると発表しました。

これに関連して松野官房長官は、午前の記者会見で、ペロシ議長の台湾訪問については、日本政府としてコメントする立場にないとしたうえで「台湾海峡の平和と安定は、わが国の安全保障はもとより、国際社会の安定にとっても重要だ。台湾をめぐる問題が対話によって平和的に解決されることに期待するというのが一貫した立場だ」と述べました。

そして「このような観点から中国側が発表した一連の軍事活動にはわが国として懸念を有しており、改めて両岸問題の平和的解決を強く促したい」と述べました。

そのうえで「軍事演習の対象地域として発表した海域には、わが国のEEZ=排他的経済水域が含まれており、実弾射撃訓練という内容も踏まえ、わが国から中国側に懸念を表明した」と述べました。

一方、松野官房長官は、ペロシ議長の日本訪問について、「訪日中の日程や、会談相手については現在、調整を行っている。日米間の人的交流をさらに強化するものとして歓迎する」と述べました。