NY為替市場で円が値下がり 米中対立を警戒し不安定な値動きに

2日のニューヨーク外国為替市場ではアメリカのペロシ下院議長が台湾に到着したことが安心材料と受け止められたことに加え、利上げへの警戒からドルが買い戻され、円相場は一時、1ドル=133円台前半まで値下がりするなど、米中対立への警戒を背景に不安定な値動きとなっています。

2日のニューヨーク外国為替市場では円が売られ、東京市場で売られたドルが買い戻される展開となり、円相場は一時、1ドル=133円台前半まで値下がりしました。

この日の東京市場ではペロシ下院議長の台湾訪問で米中関係が悪化することへの警戒からドル売り円買いが強まり、一時、およそ2か月ぶりに1ドル=130円台前半まで円高ドル安が進みました。

その後のニューヨーク市場ではペロシ議長の台湾到着が安心材料と受け止められたことに加え、サンフランシスコ地区連銀の総裁がインフレの抑制まで道のりは長いという趣旨の発言をしたと伝えられて利上げへの警戒が強まりました。

このためアメリカの長期金利が上昇し、日米の金利差の拡大が意識され、一転して円安ドル高が進みました。

米中対立への警戒を背景に円相場は不安定な値動きとなっていて、市場関係者は「今後の中国の対応次第では投資家の間で再びリスクを避ける動きが強まる可能性もある」と話しています。