「青森ねぶた祭」3年ぶりに開催 勇壮な大型ねぶた出陣

東北を代表する夏祭り「青森ねぶた祭」が2日夜、青森市で始まり、3年ぶりに路上を運行する勇壮な大型ねぶたが披露されています。

「青森ねぶた祭」は新型コロナウイルスの影響でおととしと去年は中止となりましたが、ことしは感染対策を行ったうえで2日から6日間、開催されます。

初日の2日は午後7時からねぶたの運行が始まり、高さおよそ5メートルある勇壮な大型ねぶたが3年ぶりに出陣すると、沿道にいた観客が拍手を送ったり写真を撮ったりしていました。

また、ことしは感染対策として、ねぶたの周りで踊る「ハネト」は事前登録制となり、ハネトたちは迫力のある笛や太鼓の音に合わせて「ラッセラー」という掛け声を上げながら踊りはね、祭の雰囲気を盛り上げています。

孫と訪れた青森市の50代の女性は「囃子の音色を聞いて、ハネトの衣装や迫力あるねぶたを見ると心がわくわくします。青森のいつもの夏が帰ってきたなとうれしく思います」と話していました。

また、岩手県から来たという16歳の男子高校生は「迫力がすごくて興奮します。3年ぶりに見られてよかった」と話していました。

「青森ねぶた祭」は今月7日まで行われ、最終日にはねぶたの海上運行に合わせて花火が打ち上げられる予定です。