ヤクルト 村上宗隆 5打席連続ホームラン プロ野球新記録

プロ野球 ヤクルトの村上宗隆選手が2日夜、神宮球場で行われた中日戦でプロ野球新記録となる5打席連続ホームランを打ちました。

6回の第3打席はレフトへのツーベースヒットで記録更新はなりませんでした。

村上選手は31日に甲子園球場で行われた阪神戦で、第3打席から最後の第5打席にかけて3打席連続でホームランを打っていました。

村上選手は2日夜に神宮球場で行われた中日戦に4番サードで先発出場し、1回の第1打席で中日の先発、柳裕也投手から4打席連続となる38号ソロホームランを打ちました。
さらに3回の第2打席は1アウト一塁で迎え、フルカウントから柳投手の6球目を捉えて39号ツーランホームランを打ちました。

5打席連続のホームランはプロ野球新記録です。

これまでの連続打席のプロ野球記録は巨人の王貞治さんや阪神のバースさんなど13人がマークした4打席でした。

6回の第3打席はレフトへのツーベースヒットで記録更新はなりませんでした。

「打ったのはチェンジアップ」

村上選手は、プロ野球新記録となる5打席連続ホームランを打ったこの日の第2打席について「打ったのはチェンジアップです。追い込まれていたので食らいついて打ちました。追加点を取ることができてよかったです」とコメントしています。

ホームラン王を獲得した去年に並ぶ39号で新記録達成

村上宗隆選手は熊本県出身の22歳。
九州学院高校から平成30年にドラフト1位で入団しました。

力強いバッティングが持ち味で、2年目にはレギュラーに定着し、36本のホームランを打ち、新人王に輝きました。

3年目のおととしは全試合に4番で先発し、ホームランと打点でともにリーグ2位の成績をマークしたほか、最高出塁率のタイトルを獲得しました。
チームがリーグ優勝と日本一を果たした昨シーズンも全143試合に4番で出場し、39本のホームランを打って初めてホームラン王に輝き、セ・リーグMVPにも選ばれました。

村上選手は今シーズンも2日の試合も含め95試合すべてに不動の4番として出場し、ホームラン39本、98打点とともに12球団でトップの成績を残しています。

新記録は対戦打率3割4分と相性の良い柳裕也から

村上宗隆選手は中日の柳裕也投手とこれまでに57回の対戦があり、2日の第3打席までの2本を含め8本のホームランを打っています。

2日の第3打席までの通算成績は50打数17安打で打率は3割4分と得意としています。

このうちプロ2年目だった2019年のシーズンはプロで初めてとなる2打席連続を含むホームラン3本を打ちました。

2020年の対戦ではホームランはありませんでしたが昨シーズンは3本のホームランをマークしていて今シーズンは2日が初めての対戦でした。

6打席連続に挑戦したい気持ち「あります」

村上宗隆選手は試合後のヒーローインタビューで5打席連続ホームランを達成した第2打席について「ふだん通り集中して打席に立った。体勢を崩されたが、左手の感覚も良かったし、もしかして入るのではないかなと思って走っていた」と話しました。

また「きょう、ホームランを打つ夢を見たので、もしかしたら打てるのではないかなと思っていた。史上初なんだとわかってうれしい」と話していました。今後6打席連続ホームランに挑戦したい気持ちがあるかと問われると「あります」と力強く答えていました。

高津監督「まだ成長過程 これで終わらない」

ヤクルトの高津臣吾監督はプロ野球新記録となる5打席連続ホームランを打った村上宗隆選手について「しっかりとねらい球を絞って、体勢を崩されることなく、自分のスイングができている。それが彼のスタイルで打球を飛ばす技術なのだと思う。すべての球種、コースに対応できている」と褒めていました。

そのうえで「相手もいろんな手を尽くしてくる中でも打つわけだから、ひと言で『状態がいい』で片づけてはいけない。ここまでの選手になるのは想像していた。だが、まだ成長過程だ。これで終わらないと思っている」と期待を寄せていました。

出身地の熊本は歓喜「6連続ホームランめざして」

村上宗隆選手の出身地、熊本市ではプロ野球新記録となる5打席連続のホームランをたたえる声が聞かれました。

60代の会社員の男性は「さきほど会合で聞いて早速、話題になっていました。暗い話題が多いなか、熊本に元気をくれてうれしいです。ますます活躍して6連続、7連続ホームランをめざしてほしい」と話していました。

また、村上選手のファンだという70代の女性は「びっくりしました。すごくうれしいです。まさか熊本出身の選手が記録を出してくれるとは夢にも思いませんでした。もっともっと活躍してほしい」と話していました。