円相場 一時2円以上値上がり 130円台前半 米中対立の警戒感で

2日の東京外国為替市場は、米中の対立への警戒感などから円相場は、一時、2円以上値上がりし、およそ2か月ぶりに1ドル=130円台の前半をつけました。

2日の東京外国為替市場は、アメリカの景気減速への懸念に加えて、ペロシ下院議長が台湾を訪問する見通しだと伝わったことで、米中関係の悪化への警戒感が広がりました。

このため、ドルを売って円を買う動きが急速に強まって、円相場は一時、2円以上、円高ドル安が進み、およそ2か月ぶりに1ドル=130円台の前半まで値上がりました。

午後5時時点の円相場は1日と比べて、1円73銭円高ドル安の1ドル=130円82銭から84銭でした。

円相場は、先月14日には、およそ24年ぶりに1ドル=139円台の前半をつけるなど急速な円安が進行していましたが、先週以降は、アメリカの景気減速への懸念から一転してドルを売って円を買い戻す動きが強まり、2日、ペロシ下院議長の台湾訪問が報じられたことで、さらに加速した形です。

一方、ユーロに対しては1日と比べて、1円82銭、円高ユーロ安の1ユーロ=133円77銭から81銭でした。

ユーロはドルに対して、1ユーロ=1.0225から26ドルでした。

市場関係者は「ペロシ下院議長の台湾訪問に対しては、中国が強く反対していただけに投資家の間ではリスクを回避しようという動きが強まっていて、今後の台湾情勢や米中関係がどのような展開となるのか、関心が集まっている」と話しています。