熱中症で搬送 全国で1週間に7116人 前週の1.7倍に 厳重警戒を

各地で猛暑日が相次いだ先月31日までの1週間に、熱中症で病院に運ばれた人は、総務省消防庁のまとめで全国で7116人と、前の週から3000人余り増えました。来週にかけても厳しい暑さが続くため、熱中症への一層の警戒が必要です。

総務省消防庁によりますと、

先月25日から31日までの1週間に、熱中症で病院に運ばれた人は、全国で7116人と前の週から1.7倍、3077人増加しました。

このうち死亡した人は6人です。

症状別にみますと
▽入院が必要な「重症」や「中等症」が合わせて2318人
▽「軽症」が4704人でした。

搬送された人の年齢別では、
▽65歳以上の高齢者が3820人と最も多く、半数以上を占めていて、
▽18歳以上65歳未満が2491人
▽7歳以上18歳未満が759人
▽0歳から7歳未満が45人となっています。

発生場所では
▽「住居」が2586人
次いで、
▽歩道などを含む「道路」が1259人
▽駐車場などの「屋外」が996人などとなっています。

気象庁によりますと、3日も西日本と東日本を中心に危険な暑さが予想されるほか、来週にかけても厳しい暑さが続き、猛烈な暑さとなるところもある見込みです。

新型コロナウイルスの急激な感染拡大で、救急患者の受け入れ先がすぐに決まらないケースも相次いでいて、日中は外出をできるだけ避けたり、エアコンを適切に使ったりして、引き続き熱中症に厳重に警戒してください。