フィリピン マルコス大統領 “ICCに復帰する考えない”

フィリピンのマルコス大統領は、違法薬物の強硬な取締りに対する捜査をめぐり前の政権が脱退したICC=国際刑事裁判所について復帰する考えがないことを明らかにしました。これに対し人権団体は、マルコス大統領がドゥテルテ前大統領を人道に対する罪の告発から守ったとしてマルコス大統領の姿勢を非難しています。

フィリピンのマルコス大統領は1日に首都マニラで会見を開き、ドゥテルテ前政権が2019年に脱退したICC=国際刑事裁判所への復帰について記者から問われると「再び加盟するつもりはない」と述べ、復帰する考えがないことを明らかにしました。

理由については「自分たちで調査を行い続けているのになぜ必要なのか」と述べました。

フィリピンでは前の政権の6年間に捜査当局による容疑者の殺害もいとわない違法薬物の強硬な取締りが行われ、政府が認めるだけでも6200人余りが死亡しました。

ICCは人道に対する罪にあたるとして検察官に正式な捜査を許可しましたが、ドゥテルテ前大統領はICCを脱退するなどして反発を強めてきました。

フィリピンの人権団体は声明を発表し、マルコス大統領がドゥテルテ前大統領を人道に対する罪の告発から守ったとしてマルコス大統領の姿勢を非難しました。