
名古屋市営地下鉄「黄電」22年ぶり再現 期間限定での運行開始
名古屋市営地下鉄で長年親しまれ、22年前に引退した黄色い車両「黄電」が再現され、1日から期間限定での運行が始まりました。
「黄電」は、昭和32年に名古屋市営地下鉄の運行が始まった当時から活躍し、22年前の平成12年に引退した車両で、名古屋市営交通の開業から100周年となることし、クラウドファンディングで集まった資金をもとに、当時の黄色い車両が再現されました。
1日から期間限定での運行が始まるのに先立って、名古屋市営地下鉄東山線の「藤が丘駅」で出発式が行われました。
黄色にラッピングされた車両がホームに入ってくると、訪れた鉄道ファンなどが拍手で出迎えていました。
式典では、名古屋市交通局の小林史郎局長が「100周年を迎えられたのも皆様のおかげです。より一層の安全運行に努めていきます」とあいさつしました。
そして「黄電」は、出発の合図とともに、22年ぶりに名古屋市営地下鉄の線路を走っていきました。
訪れた人は「当時、東山線を走っていた様子を思い出しました。もっと色あせた黄色だったと記憶していますが、懐かしいです」と話していました。
再現された「黄電」は、1日から東山線で、今月8日から名城線・名港線で運行され、来年1月下旬まで走る予定だということです。