7月前半のカード消費 プラス幅は6月後半に比べ縮小 感染拡大で

クレジットカードの利用情報をもとに、消費の動向を指数にする調査で、先月前半は、新型コロナの感染拡大前に比べて5.7%増加したものの、全国的な感染の急拡大により、プラス幅は6月後半に比べて縮小しました。

データ分析会社の「ナウキャスト」とクレジットカード大手の「JCB」は、カードの利用情報をもとに、プライバシーを保護したうえで、消費の動向を見る指数を公表しています。

それによりますと、先月1日から15日までの指数は、新型コロナの感染拡大前にあたる2018年までの3年間の同じ時期の平均よりも、5.7%増えました。

ただ、感染が全国的に急拡大したことから、プラス幅は6月後半の7.1%と比べて縮小していてます。

内訳を見ますと、
▽「外食」がマイナス6.5%、
▽「旅行」がマイナス52.6%、
▽「交通」はマイナス25.5%となっていて、
いずれも6月後半と比べてマイナス幅が拡大しています。

調査した会社は「7月後半も感染が拡大しているため、外食や旅行などでマイナス幅がさらに拡大することが予想される。今後、下げ止まるのか、さらに落ち込むのか注目される」と話しています。