ウクライナ “穀物積んだ最初の船 オデーサ出港”インフラ相

再開の時期が焦点となっていた、ウクライナ南部の港からの小麦などの輸出について、ウクライナのインフラ相は1日、穀物を積んだ最初の船が南部オデーサの港を離れたと明らかにしました。

ロシア軍による封鎖で、黒海に面するウクライナの港から小麦などの輸出が滞っている問題をめぐっては、これまでロシアとウクライナが仲介役のトルコと国連とともに交わした合意に基づき設置された「共同調整センター」を通じて、輸出の再開に向けて協議を続けてきました。

ウクライナのクブラコフ インフラ相は1日、フェイスブックで、穀物を積んだ最初の船が南部オデーサの港を離れたと明らかにしました。

フェイスブックに投稿された映像では、大型の貨物船が小さな船に誘導されて港の中を進む様子が確認できます。

トルコ国防省によりますと、合意を受けて、最初の船はトウモロコシを積み、中東のレバノンに向かうということです。

今回の出港で、ロシアの軍事侵攻を受けて滞っていたウクライナ産の穀物などの輸出が再開しましたが、ロシア軍が南部での攻撃を強める中で、今後も輸出がスムーズに進むかが焦点です。