愛知 豊鉄バス 感染急拡大で運転士足りず 平日も休日ダイヤに

愛知県豊橋市の「豊鉄バス」は、新型コロナウイルスの急速な感染拡大で、必要な運転士を確保できないとして、東三河地方の4市1町を走る路線バスについて一部を除き、1日から当面、平日も休日ダイヤで運行することになりました。

「豊鉄バス」は、豊橋市や豊川市など4市1町で路線バス30路線を運行していますが、1日時点で、150人ほどの運転士のうち8人が新型コロナに感染、もしくは濃厚接触者となり、平日ダイヤの運行に必要な運転士を確保できなくなっているということです。

このため1日から当面、一部の路線を除き、平日についても休日ダイヤで運行することになりました。

バス停の時刻表にはダイヤ変更のお知らせの紙が貼られ、豊橋市内に住む60代の利用者の女性は「びっくりしました。新型コロナが忍び寄っていて怖いです」と話していました。

「豊鉄バス」によりますと、そもそも人手不足で運転士が2割近く不足しており、今回、感染拡大が追い打ちとなって、ダイヤ変更を余儀なくされたということです。

「豊鉄バス」では、車内の換気や運転士の体調チェックなど感染対策を徹底しているということで、白井良充運輸部長は「利用者にはご迷惑をおかけしますが、安全を優先する措置で、ご理解いただきたい」と話していました。