ANA 4~6月決算 最終利益が10億円の黒字 旅客需要回復などで

航空大手、ANAホールディングスのことし4月から6月までのグループ全体の決算は、旅客需要の回復などで最終的な利益が10億円の黒字となりました。四半期ごとの決算で最終的な利益が黒字となるのは、新型コロナの感染拡大以降、初めてです。

ANAが1日に発表したことし4月から6月までのグループ全体の決算によりますと、新型コロナの影響で落ち込んでいた利用客が国内線、国際線ともに回復基調にあることから、売り上げは3504億円と去年の同じ時期よりも76%増えました。

また、本業のもうけを示す営業損益は13億円の赤字と、646億円の営業赤字だった去年の同じ時期に比べて大幅に改善しました。

さらに、円安ドル高の影響でドル建てで保有している資産の価値が押し上げられたことなどから、最終的な利益は10億円の黒字と、新型コロナの感染拡大前の2019年度の第3四半期以来、四半期ごとの決算としては、2年6か月ぶりに最終黒字を計上しました。

ANAホールディングスの中堀公博上席執行役員は「業績見通しの達成に向け順調なスタートを切れた。国際線は想定以上に伸びている」と述べました。

日本航空 4~6月決算 赤字が大幅に改善

一方、日本航空のことし4月から6月までのグループ全体の決算は、売り上げが去年の同じ時期のほぼ2倍の2688億円となりました。

また、最終的な損益は、195億円の赤字となりましたが、去年の同じ時期の579億円の赤字と比べて大幅に改善し、四半期ごとの決算では、感染拡大以降で最も赤字幅が小さくなりました。