“ウクライナの港から最初の貨物船が出港へ”トルコ国防省発表

再開の時期が焦点となっていたウクライナ南部の港からの小麦などの輸出について、トルコ国防省は最初の船が現地時間の1日朝に出港すると発表しました。ロシアの軍事侵攻を受けて止まっていたウクライナ産の小麦などの輸出が再開に向けて動き出すことになります。

ロシア軍による封鎖でウクライナ南部の港から小麦などの輸出が滞っている問題をめぐっては、ロシアとウクライナが仲介役のトルコと国連とともに交わした合意に基づき設置された「共同調整センター」を通じて、輸出の再開に向けた協議が続けられてきました。

トルコ国防省は「ウクライナの港から最初の船が出港する」として、現地時間の1日午前8時半、日本時間の1日午後2時半に貨物船が南部のオデーサの港から出発するとツイッターで発表しました。

実際に船が出港したかは確認できていませんが、センターでの合意を受けて、最初の船はトウモロコシを積み、中東のレバノンに向かうとしています。

船が出港すれば、ロシアの軍事侵攻を受けて止まっていたウクライナ産の小麦などの輸出が再開に向けて動き出すことになります。