徳島 阿波おどり 桟敷席の設置 3年ぶりに始まる

徳島市の阿波おどりの開催が来週に迫る中、会場では迫力ある踊りを間近で見られる桟敷席の設置が、3年ぶりに始まりました。

徳島市の阿波おどりは今月12日から15日までの4日間、3年ぶりに屋外の会場に桟敷席を設けて行われます。

このうち、有料演舞場が設置される藍場浜公園では長さ130メートルになる桟敷席の組み立てが始まりました。

1日朝は、20人ほどの作業員が桟敷席の土台になる金属製のパイプを手際よく組み立てていました。

実行委員会によりますと、新型コロナウイルスの感染対策のため、桟敷席は、全体の4分の3の利用に制限し、有料演舞場のうち、藍場浜公園ではおよそ3800席、南内町ではおよそ2300席にされます。

近所に住む60代の市民は「阿波おどりが迫ってきたと感じる。踊り手が練習をする音が聞こえてきて、本番に期待したい」と話していました。

桟敷席は今月10日までに組み上がり、警察や消防の点検を受けたうえで観光客を迎える予定です。