神戸 三宮に予約不要のワクチン接種会場 若い世代への接種促進

新型コロナワクチンの若い世代への接種を進めようと、神戸市は事前予約の要らない接種会場を30日から土日や祝日限定で中心部の三宮に設置しました。

神戸市によりますと、新型コロナワクチンの3回目の接種率は、今月25日の時点で市内の65歳以上の高齢者は9割近くに上る一方、30代以下の人では36%にとどまっています。

若い世代への接種を進めようと、神戸市は、市内に住んでいるか、市内の企業や学校に通う30代以下の人を対象に、30日から三宮にある地下鉄の駅に接種会場を設けました。

事前予約は要らず、市内に住んでいる場合は、接種券を持っていなくても接種が受けられます。

接種を受けられる人数は1日50人程度ですが、訪れた人が列を作って接種を順番に受けていました。

神戸市東灘区の高校3年生の女子生徒は、「予約なく気軽に来られて駅から近くて便利です。ワクチンを打って、少しでも不安がなくなって旅行に行けます」と話していました。

神戸市ワクチン接種対策室の森田統担当課長は「夏休みで時間ができ、街なかであれば接種を受けに来やすいと思う。若い人に接種を受けてもらい、自分が感染しないだけでなく、周りの人に広げないようにしてほしい」と話していました。

接種は来月28日までの土日や祝日限定で、午後2時から午後4時半まで受け付けています。