コロナ禍での認知症カフェ 感染対策徹底し継続を模索

新型コロナウイルスの感染が拡大する中、地域の高齢者が集まる認知症カフェでは、交流が途絶えると認知症の症状が進んでしまうおそれがあるとして感染対策を徹底して継続を模索しています。

東京 北区で開かれている「おむすびカフェ」は認知症予防の目的で6年前から毎月開かれていて、今月も近くに住む高齢者10人が訪れました。

受け付けのスタッフが一人一人から体温や体調、家族に発熱した人がいないかなどを丁寧に聞き取り、会場に案内していました。

会場では消毒や換気を徹底して全員がマスクを着用し、今回初めて、参加者全員にフェイスシールドが配られました。

参加したお年寄りたちは臨床心理士の指導を受けながらマスクをつけて認知症予防の運動やゲームに取り組み、歌を歌う時にはフェイスシールドも着用していました。

運営する団体によりますとコロナの影響で去年6月まで一時、カフェを休止しましたが、その間に家にこもりがちとなり症状が進んでしまった高齢者もいたということで、感染が拡大する中でも交流を続けられる方法を模索しています。

自宅で妻の介護をしているという92歳の男性は「ここに来れば話し相手に出会えるので、毎月、楽しみにしています。感染が広がっている中ですが、何とか続けてくれて本当にありがたいです」と話していました。

カフェを運営する「みずべの苑 高齢者あんしんセンター」の藤田明美 看護師は「感染対策をどこまで徹底したらいいのか日々悩み続けています。それでも必要とされるサービスを届けていけるよう、今後も工夫を重ねていきたい」と話していました。