ロシア 極東地域で8月末から大規模な軍事演習を実施へ

ロシア国防省は来月末から9月初めにかけて、極東地域で大規模な軍事演習を行うと明らかにし、ウクライナへの軍事侵攻を続ける中、大規模な軍事演習を行うことで、十分な兵力があるとアピールするねらいもあるとみられます。

ロシア国防省は26日、極東地域などを管轄する東部軍管区で、4年に1度行われる軍事演習「ボストーク」を、来月30日から9月5日まで行うと明らかにしました。

演習を予定している場所として発表された13か所の中には、北方領土の択捉島と国後島にある演習場の名前も含まれています。

また、前回4年前の演習には中国の陸軍と空軍が初めて参加しましたが、今回は「外国の部隊も参加する」としているものの、具体的な国の名前は明らかにされていません。

ロシアとしては、ウクライナへの軍事侵攻を続ける中、大規模な軍事演習を行うことで、十分な兵力があると内外にアピールするねらいもあるとみられます。