政府 アフリカ農業生産力強化へ支援確認 来月のTICAD前に

来月開かれるTICAD=アフリカ開発会議を前に、政府は関係省庁による戦略会議を開き、アフリカ諸国はウクライナ情勢を背景にした世界的な食料危機の影響で厳しい状況にあるとして、農業生産能力の強化を支援していくことなどを確認しました。

TICADは日本政府が主導する国際会議で、8回目となる今回は岸田総理大臣が出席し、来月下旬に北アフリカのチュニジアで開かれる予定です。

これを前に政府は、28日、総理大臣官邸で、関係省庁による戦略会議を開き、木原官房副長官は「ともに成長するパートナーとして、日本の貢献をアフリカに訴えていくことが重要だ。具体的な数値とともに施策を打ち出すべく、準備を加速してほしい」と述べました。

会合では、アフリカ諸国はウクライナ情勢を背景にした世界的な食料危機の影響で厳しい状況にあるとして、農業生産能力の強化を支援していくことを確認しました。

また、新型コロナを踏まえ、医療人材の育成をはじめとした保健医療分野での支援に加え、気候変動問題への対応として、グリーン分野での官民一体となった協力を促進していくことも申し合わせました。