コロナ感染急拡大 保育施設での「登園調整」始まる 鳥取 米子

新型コロナウイルスの感染が急拡大していることを受け、鳥取県の米子市では28日から、保育施設を利用する保護者に対し、できる範囲で園児の登園を控えるよう呼びかける「登園調整」が始まりました。

「登園調整」は、登園を控えてもらうことで少しでも感染リスクを減らし保育を継続しようと、米子市が保育園や認定こども園など、市内にある60か所の保育施設を対象に28日から始めました。

このうち米子市の東保育園では、園児76人のうち10人が登園を控え欠席しました。

保育園では、こまめな換気やいすや机、おもちゃなどの定期的な消毒、それに学年を2つに分けグループごとに間隔を空けて水遊びを行うなどの対策をとっていました。

米子市によりますと、先月20日から今月27日までに市内の幼稚園や保育施設で7件のクラスターが発生しているということで、当面「登園調整」を保護者に呼びかけることにしています。
東保育園の松原香里園長は「暑い中でマスクをすることが危険なケースもあるので、その場その場に応じて感染対策を検討し、登園調整で保護者からの協力もいただきながら、園児を受け入れていきたい」と話していました。