都内 感染者の救急搬送 1週間で725件 第6波のピーク時超える

新型コロナウイルスの感染が急拡大する中、都内では今月に入ってから感染した患者の救急搬送が再び急増し、24日までの1週間で725件と、第6波のピーク時を超えました。
空き病床が見つからず、搬送までに5時間以上かかるケースも増えていて、東京消防庁は関係機関と連携して対応にあたっています。

東京消防庁によりますと、都内で感染が確認され、自宅などで療養している患者の救急搬送は今月24日までの1週間で合わせて725件と、前の週より30%余り増え、第6波のピーク時の706件を超えました。

こうした中、空き病床が見つからず搬送までに時間がかかるケースも増えていて、今月24日までの1週間では、725件のうち89%が搬送までに1時間以上かかっています。

また、5時間以上かかったケースも84件と、前の週の4倍余りに上っているということです。

一方、救急搬送の依頼があったものの、保健所の判断などで搬送されなかったケースも852件に上っています。

最近は新型コロナウイルスだけでなく、熱中症の疑いで搬送されるケースも相次いでいるということで、東京消防庁は引き続き、関係機関と連携して対応にあたっています。