ミャンマー軍の死刑執行「最大級の怒りもって非難」超党派議連

ミャンマー軍が、アウン・サン・スー・チー氏の側近だった元議員ら4人の死刑を執行したことについて、超党派の議員連盟は「最大級の怒りをもって非難する」とした声明をまとめました。

ミャンマー軍が設置した「国家統治評議会」の報道官は26日、アウン・サン・スー・チー氏の側近だった元議員ら4人の死刑を執行したことを正式に認めました。

これを受けて、ミャンマーの民主化を支援する超党派の議員連盟は緊急総会を開き、「最大級の怒りをもって非難する」とした声明をまとめました。

この中では「ミャンマー軍は、今もなお、ミャンマー各地で市民へ武力や暴力の行使、空爆や村々の焼き打ちなどの人権じゅうりん行為を繰り返している。今回の死刑執行も市民への殺りく行為にほかならず、最悪の形態の人権侵害は決して許さない」と指摘しています。

そのうえで、日本政府に対し、こうした殺りく行為が繰り返されることがなく、一刻も早くミャンマー国民に対する暴力行為や武力行使が停止されるよう、ミャンマー軍に、より強力かつ効果的な制裁や圧力を行使するよう強く求めています。

超党派議連 ミャンマー軍留学生の受け入れを批判

超党派の議員連盟では、ことし5月、ミャンマー軍の幹部らを、防衛省が留学生として受け入れるのを中止するよう要請していましたが、27日の会合で、防衛省は、今年度、4人を受け入れたことを明らかにしました。

出席した議員からは「ミャンマー軍が今回の死刑を執行する方針を示したあとに軍幹部らを受け入れたことになり、深刻な問題だ」などと防衛省の対応を批判し、改めて受け入れを中止するよう求める意見が出されたということです。

これに対し、防衛省側は「今回のミャンマー軍の行いは深刻に憂慮する」などとしたうえで、軍幹部らの受け入れについて「防衛省、自衛隊として、適切に対応する」と述べたということです。

このほか、政府が、安倍元総理大臣の「国葬」の日時などの情報をミャンマーにも通報したことについて、出席した議員が「国葬にミャンマー軍の参加を許すことはふさわしくない」と指摘したのに対し、外務省側は「具体的な参列者については、今後、調整されるもので、それ以上の答えは差し控える」と説明したということです。