新型コロナ感染急拡大 政府 医療ひっ迫防ぎ行動制限回避へ

新型コロナの感染急拡大が続く中、政府は発熱外来が受診しづらくなっている現状を踏まえ、引き続き自治体と緊密に連携しながら医療のひっ迫を防ぐことで、行動制限を行う事態は回避したい考えです。

新型コロナの26日の新規感染者数は19万6000人余りで、14の府と県で過去最多となるなど全国で感染の急拡大が続いています。

政府は発熱外来が受診しづらくなっている現状を踏まえ、医療提供体制を維持・強化していくための対策に重点を置く方針です。

岸田総理大臣は「感染者数は増えているが、今のところ重症者数や死亡者数は低水準だ。4回目のワクチン接種の拡大など、メリハリの効いた対策を行いながら社会経済活動を維持するよう努めていく」と強調しました。

また、後藤厚生労働大臣は全国知事会とのオンライン会合で患者向けの病床を速やかに5万床にまで増やすほか、国が抗原検査キットを買い上げて自治体を通じて発熱外来や薬局などで無料で配る方針を説明し協力を求めました。

政府は、引き続き自治体と緊密に連携しながら医療のひっ迫を防ぐことで、行動制限を行う事態は回避したい考えです。