桜島噴火 避難区域外側の地区には観光客「心配していない」

鹿児島県の桜島の爆発的な噴火による観光への影響が地元で懸念される中で、26日は避難区域の外側にある島内の地区を訪れる観光客の姿が見られました。観光客の1人は「道路の一部が通行止めなのでコースが変わりましたが心配はしていないです」と話していました。

桜島の南岳山頂火口から4キロ離れた観光スポットの「黒神埋没鳥居」は、気象台が大きな噴石への警戒を呼びかけている避難区域の外側の地区にあり、大正噴火の際に、3メートルあった鳥居がかさ木の部分だけを残して灰などで埋まった状況が見られる場所です。

26日は、黒神埋没鳥居をバスで訪れる観光客の姿が見られ、観光客たちは鳥居の様子をじっくり見たり撮影したりしていました。

旅行会社の女性は「滞りなく観光させてもらっています。早く通常どおりに戻ってほしいです」と話していました。

静岡県から4日間の日程で訪れている70代の観光客は「初日に霧島にいたとき噴火を知り、桜島に来られるか心配でしたが、大丈夫だと聞いて来ることができました。道路の一部が通行止めなのでコースを変えて来ましたが、今のところは心配はしていないです」と話していました。

桜島のすべての幼稚園や保育園 きょうから再開

桜島では24日の爆発的な噴火にともない、25日、島内にあるすべての幼稚園や保育園が休園になりましたが、26日から再開されました。

このうち桜島武町にある「桜島保育園」では、午前9時ごろまでに保護者に連れられた子どもが登園しました。

子どもたちは、保育園の職員から「元気だった」とか、「きのうは何をしたの」などと聞かれて笑顔を見せていたほか、友達と園庭で遊んだり歌を歌ったりして元気な姿を見せていました。
保護者の一人は「先生たちも子どもたちみんなの面倒を見るのは大変だと思うし、一緒にいられれば安心できるので、きのうの休園の判断はよかったと思います。再開については子どもを預けられるのでありがたい気持ちと、少しだけ不安という気持ちがありますが、このままとにかく落ち着いてほしい」と話していました。

桜島保育園の村永弘誓園長は「噴火した夜はサイレンや携帯電話の音で子どもにとっても不安な夜だったと思うので、きのうの休園は、心を癒やすためにも必要だったと思います。桜島の状況を見ながらも、子どもたちができるだけ楽しい一日を送れるようにしていきたい」と話していました。