宮崎交通 空港リムジン含む路線バス減便 運転手の感染相次ぐ

宮崎県内で路線バスを運行する宮崎交通は、運転手に新型コロナの感染者や濃厚接触者が相次いだため、都城エリアの平日の路線バスについて、25日から本数を減らした「日曜祝日」ダイヤで運行しています。

ダイヤを変更したのは、都城エリアを運行する7つの路線で、西都城駅と宮崎駅や宮崎空港などを結ぶリムジンバスも含まれています。

宮崎交通によりますと、都城営業所は慢性的な運転手不足が続いていたところへ、今月に入って運転手に新型コロナの感染者や濃厚接触者が相次ぎ、人員を確保できなくなったということです。

このため、平日の路線バスについて、25日から「日曜祝日」ダイヤに変更し、エリア全体の1日当たりの運行本数は229便から166便へと63便減っています。

ダイヤの変更は来月15日までの予定で、状況が改善しない場合は延長の可能性もあるということです。

宮崎交通バス業務部乗合業務課の堀切卯さんは「お客様に迷惑をかける事態になり、大変申し訳なく思います。運転手は担当する路線を熟知していないと務まらず、ほかの地区から応援を派遣するのは難しい」と理解を求めていました。

ふだんからバスを利用している89歳の女性は「病院に行く夕方の便がなくなり不便を感じているが、しかたがない」と話していました。