“音の見える化” で聴覚障害ある人を支援 JR上野駅で実証実験

聴覚に障害がある人たちの日常生活の不安を解消しようと、身の回りの音を文字などにして「見える化」するサービスが広がっています。

このうち、JR上野駅では6月から電車の音やアナウンスの声をAIが分析し、ホームに設置した画面に表示する実証実験を始めました。

具体的には▽電車の動きに合わせて「ガタンゴトン」といった音を動く文字で表現したり、▽アナウンスの内容を文字に起こして、表示したりします。

実証実験は今年12月まで行われ、利用者の声も反映しながら実用化を目指すということです。

システムを開発した富士通の本多達也プロジェクトリーダーは「通学や通勤がより安心安全になってほしい。また、聴覚障害に対して意識を向けるきっかけになったらうれしい」と話していました。
一方、都内のIT企業は身の回りで鳴った音をAIが識別して通知するスマートフォンのアプリを去年から提供しています。

火災報知器や救急車の音など、登録されている音が近くで鳴った場合に、通知や光で教えてくれます。

また、家のインターホンの音や赤ちゃんの泣き声など、新たに音を録音し登録することも可能で、生活環境に合わせて通知される音を設定することもできます。

開発した「情報技術開発」の細井一雄取締役は、「アプリを通じ利用者の社会進出につながることも期待している」と話していました。