そして、心肺蘇生の訓練用のキットを使って胸骨圧迫、いわゆる心臓マッサージのやり方を体験したあと、音声の指示に従って電気ショックを行うなど、AEDを使う際の流れを学びました。
会場の入り口にはゲームのグッズなどが並べられ、キャラクター入りの参加証を受け取ることもできるため、ファンの関心を集め、これまで開いた同様の講習会には合わせて700人以上が参加したということです。
実際に電車内で倒れた人の救命活動に参加した30代の女性は「推し活をきっかけに興味を持ち実際の現場でも声をかける勇気が出ました。こうした活動が広まってほしい」と話していました。

「推し活」でAEDを学ぶ講習会 アイマスSideMのキャラクターと
お気に入りのゲームのキャラクターなどを応援する活動「推し活」をしながら、AEDを使った救命処置について学ぶ講習会が千葉県市川市で開かれました。
これはAEDの普及を進めるNPO法人が、広く関心を持ってもらおうと「アイドルマスターSideM」というソーシャルゲームを活用して開いたもので、市川市の会場にはこのゲームの推し活を楽しむファン11人が集まりました。
まず、医師からは心停止を起こしてからAEDの使用が1分遅れるごとに救命率が10%ずつ低下することなどが説明されました。


主催したちば救命・AED普及研究会の本間洋輔代表理事は「コロナ禍で講習の場が減っている中、コラボレーションがきっかけで新しい層にアプローチできています」と話していました。