福岡県 新型コロナ 4人死亡 3日連続最多更新の1万2155人感染

福岡県は22日、県内で新たに1万2155人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表しました。

新規感染者が1万2000人を超えるのは初めてで、3日連続で過去最多を更新しました。

内訳は、福岡市で5159人、北九州市で1753人、久留米市で752人などとなっています。

一方、今月18日と21日に感染者として発表された合わせて4人が取り下げられました。

福岡県内で感染が確認された人は、延べ54万6355人になりました。

また、10歳未満と50代から90代以上の合わせて4人が死亡したことが確認され、福岡県内で死亡した感染者は1306人となりました。

北九州市 ドライブスルー方式での検査を始める

新型コロナウイルスの感染急拡大を受けて、北九州市のクリニックでは発熱外来を訪れる患者が急増していて、ドライブスルー方式での検査を始めるなど対応に追われています。

福岡県では21日、新規感染者が初めて1万人を超えたほか、病床の使用率が50%を上回りました。

北九州市小倉北区の「萬納寺医院」では、発熱や喉の痛みを訴えて発熱外来を訪れる患者が急増していて、20日からドライブスルー方式での検査を始めています。

クリニックには21日も次々に患者が訪れ、車に乗ったまま問診票を記入して、抗原検査を受けていました。

クリニックでは、予約を受ける際に電話で事前に説明を行い、希望する患者に対しては発熱外来用の建物でも診察を行っているということです。

発熱外来では、このところ一日12人の予約枠が2日前の朝には埋まる状況が続いていましたが、ドライブスルー方式の導入で3倍以上のおよそ40人を受け入れられるようになったということです。

萬納寺医院の萬納寺聖仁院長は「限界を超えるほどの予約の電話があり、診察できない患者が多い状況になっていました。コロナかもしれないと焦って受診する人も多くいますが、今の状況では症状が出てから受診してもらえると助かります」と話していました。