あすからの中日対巨人3連戦は中止に 巨人でコロナ感染相次ぎ

22日からバンテリンドーム ナゴヤで行われる予定だったプロ野球、セ・リーグの中日対巨人の3連戦は、巨人で新型コロナウイルスの感染が相次いで確認されていることから中止となりました。

主力選手やコーチなど合わせて57人が感染

巨人では、20日までに菅野智之投手や岡本和真選手など主力を含む選手、コーチ、それにスタッフ、合わせて57人が新型コロナウイルスに感染したことが確認されています。

このためNPB=日本野球機構は21日夕方、12球団による臨時の実行委員会を開いて今後の対応を協議し、22日からバンテリンドーム ナゴヤで予定されていた中日対巨人の3連戦を中止にすることを決めました。

会議のあと、NPBの井原敦事務局長は「巨人は1軍だけでなく2軍での感染確認も多いためチーム編成が極めて困難であることからチーム活動を停止して感染を抑えることになった」と理由を説明しました。

巨人は、20日の試合が終わった時点で首位に14ゲーム差の5位で、中日との3連戦が中止になったことで、前半戦を終えることになりました。

球界では感染相次ぐ

プロ野球では新型コロナウイルスの感染が相次いで確認されています。

このうち、巨人は20日、エースの菅野智之投手や4番の岡本和真選手など主力を含む選手、コーチ、スタッフ合わせて40人の感染が発表され、20日までに感染が確認されたのは57人に上っています。

また、広島は20日、マクブルーム選手と堂林翔太選手、それにスタッフの合わせて3人の感染を発表し、これまでに1軍と2軍の選手・スタッフ合わせて43人の感染が確認されています。

パ・リーグでも感染は広まっています。

日本ハムは、新庄剛志監督やその新庄監督の監督代行を務めた山田勝彦バッテリーコーチ、それに加藤貴之投手など今月16日から合わせて21人の感染が確認されています。

このほか西武は、キャプテンの源田壮亮選手や、おさえの増田達至投手などの感染が今月13日に確認されたほか、20日新たに2人の感染が確認されていて今月に入って22人に上っています。

こうした中、今月26日に福岡市、27日に松山市で開催されるオールスターゲームについては予定どおり開催するとしています。