沖縄県 新型コロナ 5250人感染確認 20日を上回り過去最多

沖縄県は21日、新たに5250人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表しました。

一日に公表される新規感染者の数としては、これまでで最も多かった20日の5160人を上回り、過去最多となりました。

一方、ことし4月から先月にかけて感染者として発表された30人が重複するなどしていたことが分かり、沖縄県は感染者の累計から削除しました。

県内で感染が確認されたのは31万368人になりました。

「沖縄全島エイサーまつり」延期など影響も

沖縄の伝統の踊りエイサーを沖縄県内各地の団体が披露する「沖縄全島エイサーまつり」は来月、3年ぶりに開催される予定でしたが、新型コロナの感染の急拡大を受けて延期されることになりました。

沖縄県沖縄市で旧盆明けに開催される「沖縄全島エイサーまつり」は、延べ30万人余りが訪れる最大規模のエイサー大会ですが、新型コロナウイルスの影響で去年とおととしは中止されました。

ことしは来月20日と21日の2日間の日程で3年ぶりに開催される予定でしたが、沖縄市などでつくる実行委員会は21日、延期することを決めました。

実行委員会では、緊急事態宣言が出されたりまん延防止等重点措置が適用されたりしなければ開催する予定でしたが「会場で感染対策を十分に取ることは難しい」と判断したということです。

今後の開催については、感染状況をみながら改めて決めることにしています。

また、沖縄市に隣接する北谷町で毎年この時期に開催されている「シーポートちゃたんカーニバル」は規模が大幅に縮小されることが決まっています。

22日からことし9月末までの期間中、ビーチなどには食事などを提供する店が出店し、エイサーが披露されるなどおよそ7万人の来場が見込まれていましたが、混雑を避けるため、北谷町などでつくる実行委員会は店の出店やエイサーの演舞などは取りやめ、毎週金曜日に行ってきた花火の打ち上げのみ行うことにしています。