千葉県 新型コロナ 2人死亡 新たに7555人感染確認 過去最多

千葉県内では21日、過去最多となる7555人が新型コロナウイルスに、新たに感染したことが確認されました。

一日の感染者が7000人を超えたのは初めてで、1週間前の木曜日に比べ1.8倍に増えています。

感染者の累計は52万7802人になりました。

また、80代と90代以上の女性2人の死亡が、新たに発表されました。

亡くなったのは、累計で1820人になりました。

熊谷知事 “幼稚園など濃厚接触者の特定せず”

新型コロナの感染が急拡大する中、千葉県の熊谷知事は幼稚園や保育園などで濃厚接触者の特定を、今後行わない方針を市町村に通知したことを明らかにしました。

千葉県内では、子どもたちがマスクをすることが難しい幼稚園や保育園などでは、これまで新型コロナの濃厚接触者を特定し、子どもたちに原則7日間の自宅待機を求めてきましたが、保護者からは「子どもが自宅待機の期間中、仕事ができない」といった、日常生活への支障を訴える声が上がっていました。

こうした中、千葉県の熊谷知事は21日の記者会見で、重症化リスクが低いとされるオミクロン株の特徴を踏まえ、幼稚園や保育所などで濃厚接触者の特定を、今後行わない方針を市町村に通知したことを明らかにしました。

ただし、感染者の集団=クラスターが発生した場合には濃厚接触者の特定が行われ、自宅待機を求めることにしています。

これについて、熊谷知事は「濃厚接触のみを理由として、園児の通園などを制限する必要がなくなることで、保護者の就労を妨げず、社会経済活動への影響を小さくすることができる。また、保健所がより重症化リスクの高い感染者や施設の調査に重点的に対応できる」と述べました。