阪神・淡路大震災の犠牲者の鎮魂と復興への願いを込めて、12月の夜をイルミネーションで照らす「神戸ルミナリエ」は、新型コロナウイルスの影響で、ことしも中止が決まりました。
「神戸ルミナリエ」は、阪神・淡路大震災で犠牲になった人たちの鎮魂と街の復興を願い、神戸の夜を鮮やかなイルミネーションで照らす催しで、震災が起きた平成7年から3年前まで、毎年12月に行われてきました。
しかし、新型コロナウイルスの影響で、おととしと去年は中止となり、過去のイルミネーション作品などが展示される代わりのイベントが行われました。
神戸市や神戸商工会議所などでつくる「神戸ルミナリエ組織委員会」は、新型コロナの感染状況が見通せないなどとして、ことしも中止を決め、12月に代わりのイベントを開催する予定です。
組織委員会は「3年連続で中止することになり、本当に残念だ。震災がきっかけの催しなので、灯りを絶やさないようにし、来年こそは開催を目指したい」とコメントしています。
兵庫県 新型コロナ 3人死亡 新たに8169人感染確認 過去最多
兵庫県は21日、県内で8169人が新型コロナウイルスに感染していることが新たに確認されたと発表しました。
県内の1日の感染者としては初めて8000人を超えて2日連続で過去最多となりました。
前の週の同じ曜日より3532人多く、1.7倍余りとなっていて、20日と比べても1500人余り増えました。
また、尼崎市は20日発表した合わせて1人について、重複していたことが確認されたとして取り下げました。
県内で感染が確認された人は50万9684人になりました。
重症者は20日の時点で前の日より2人減って12人になりました。
また、神戸市と姫路市は感染していた合わせて3人の死亡を発表しました。
県内で感染して亡くなった人は2269人です。