夏休み“コロナ対策や高リスクの行動回避を”関西広域連合

関西圏の自治体でつくる関西広域連合は対策本部会議を開き、夏休みの時期を安心して過ごすために基本的な対策の徹底やリスクの高い行動の回避、それに、積極的なワクチン接種を広く呼びかけていくことを決めました。

各地で新型コロナの新規感染者数が過去最多を更新するなど、感染が急拡大するなか、関西広域連合は21日、大阪 北区で新型コロナの対策本部会議を開き、各府県の知事らが出席しました。

このなかで、オミクロン株の一種で感染力が強いとみられる「BA.5」への置き換わりなどで、関西では感染が急速に拡大しており、今後もさらなる広がりが懸念されると報告されました。

このため、夏休みの時期を安心して過ごせるよう、基本的な感染対策の一層の徹底や、リスクの高い行動の回避、それに、積極的なワクチン接種を広く呼びかける方針を決めました。

具体的には、熱中症に注意しながらマスクを適切に着用し、エアコンを使う場合も、こまめな換気を心がけることや、人混みや大声での会話に注意し、帰省や旅行の際には事前に検査を受けることなどを呼びかけるとしています。

連合長を務める和歌山県の仁坂知事は「懸命に対応しているが、コロナの勢いが強く感染が止まらない。皆さんに、いま一度、基本的な対策の徹底をお願いしたい」と述べました。