中国 ロシアからのエネルギー輸入増加 経済制裁の中際立つ

中国が6月、ロシアから輸入した原油の量は去年の同じ月と比べて9%余り、LNG=液化天然ガスの輸入量は60%余りそれぞれ増加しました。
欧米などがロシアに経済制裁を科す中で、中国によるエネルギーの輸入増加傾向が際立っています。

中国の税関総署が20日公表した統計によりますと、6月のロシアからの原油の輸入量は728万トン余りと、去年の同じ月と比べて9.5%増加しました。

5月の輸入量は841万トン余りで、54.8%の増加でした。

また、LNGのロシアからの輸入量は、6月が52万トン余りで62.7%の増加、5月は39万トンで54.3%の増加でした。

ロシアへの制裁に反対する立場を示している中国は、これまでどおり貿易を続ける考えを示していて、エネルギーの輸入の増加傾向が際立っています。

欧米などがロシアへの経済制裁を強化していることに加えて、中国でも経済が減速して内需が減少している中で、今後も中国のロシアからのエネルギーの輸入増加が続くかが焦点となります。

インドもロシアからの原油輸入が急増

インドもロシアからの原油の輸入を増やしています。

インド商工省の貿易統計によりますと、ロシアから輸入した原油は、ことし5月に276万トン余りとなり、ウクライナへの軍事侵攻が始まった直後のことし3月の26万トン余りと比較するとおよそ10倍に急増しています。

インドは、もともと地理的に近いイラクやサウジアラビアなどの中東地域から原油を輸入していましたが、原油価格が上昇する中、割安なロシア産原油を買い増す意向を示していました。