青森市 コロナ感染1000人余の個人情報 報道機関などに誤送信

青森市は20日、新型コロナウイルスに感染した1000人余りの名前や住所が記載された資料をメールで誤って報道機関や記者のアドレスに送信しました。市は謝罪したうえで、メールの送り先に削除を要請し、いずれも了承されたということです。

青森市によりますと20日午前、感染症対策を担当する職員が市内の新型コロナの感染状況についてまとめた資料を県にメールで送ろうとしたところ、誤ってNHKを含む18の報道機関の窓口や記者個人の合わせて45のアドレスに送信しました。

資料には、感染して市内で療養している人など944人の名前と年齢のほか、新たに感染が確認された89人の名前や住所、生年月日などの個人情報が記載されていたということです。

また、新型コロナに感染したあと亡くなった人の死亡診断書も資料に含まれていたということです。

市は誤送信について謝罪したうえで、メールの送り先に削除を要請し、いずれも了承されたということです。

青森市感染症対策課の鈴木健司課長は「こうした事態はあってはならないことで誠に申し訳ない。今後、こうしたメールを送信するときは宛先を複数で確認するなど、再発防止に取り組んでいく」と話しています。