“若い世代で感染者急増 できるだけ早く3回目接種を”官房長官

全国的に新型コロナの感染が再拡大する中、松野官房長官は午前の記者会見で、若い世代では感染者が急増している一方、3回目のワクチン接種が進んでいないとして、できるだけ早く接種するよう呼びかけました。

この中で松野官房長官は「現在、10代から30代など若い世代を中心に感染者は急増している一方で、若い世代の3回目のワクチンの接種率は、3割から5割台にとどまっている」と指摘しました。

そのうえで「若い方でも重症化したり症状が長引いたりする可能性もある。また、ワクチン接種は自身だけでなく、家族、友人、高齢者など大切な方を守ることにもつながるので、できるだけ早い3回目の接種をお願いしたい」と呼びかけました。

さらに、60歳以上の人などに行っている4回目の接種についても「高い重症化予防効果が得られるため、対象者の方々にはできるかぎり早く接種していただきたい」と求めました。

一方、記者団から、今後の水際対策の在り方を質問されたのに対しては「内外のニーズや検疫体制などを勘案し、内外の感染状況や主要国の水際対策の状況などを踏まえながら適切に判断していく」と述べるにとどめました。