JR只見線 10月の全線運転再開に向け 不通区間で試運転始まる

11年前の「新潟・福島豪雨」で、大きな被害を受けたJR只見線で、ことし10月の全線での運転再開に向けた、不通区間での試運転が始まりました。

福島県と新潟県を結ぶJR只見線は、只見川沿いの渓谷を縫うように走る風光明美な路線として知られていますが、11年前の平成23年7月に起きた「新潟・福島豪雨」で、橋や線路が流されるなどの被害を受け、福島県内の会津川口駅と、只見駅の間の27キロ余りの区間が、今も不通となっています。

ことし10月1日に全線で運転を再開するのを前に、線路などの主な設備の復旧工事が終わり、20日から不通となっている区間で、走行に問題がないか確かめる列車の試運転が始まりました。

20日は午前10時前に2両編成の列車が会津川口駅を出発し、ゆっくりとした速度で時折、警笛を鳴らしながら線路の上を進んで行きました。

およそ11年ぶりに列車が走る姿を一目見ようと、沿線には鉄道ファンが集まり、盛んに写真に収めていました。

JR東日本によりますと、不通区間での試運転は、ことし9月末までほぼ毎日行われるということで、JRは期間中、線路に近づかないことや、撮影する場合は、周辺住民の迷惑にならないようにすることなどを呼びかけています。