巡視船が誤って陸側に機関砲発射 被害確認されず 宮古島海保

19日午前、沖縄県伊良部島の港に接岸していた巡視船で、搭載されている機関砲を点検中、実弾少なくとも8発が陸側に向かって発射されました。
けが人や周辺の施設への被害は確認されていないということで、宮古島海上保安部が原因を調べています。

宮古島海上保安部によりますと、19日午前11時10分ごろ、伊良部島の長山港に接岸していた巡視船「しもじ」で、訓練前に船首付近に搭載された20ミリ機関砲を点検していたところ、実弾少なくとも8発が陸側に向かって誤って発射されたということです。

機関砲が向いていた先には奥行きがおよそ80メートルあるやぶが広がっていて、その先には県道や畑などがあります。

誤って発射したあと、警察や消防、それに宮古島市などに連絡し、海上保安官や警察官などが周辺を確認しましたが、これまでのところ、けが人や周辺の施設への被害は確認されていないということです。

海上保安部は発射された実弾の捜索を引き続き行うとともに、点検を行っていた海上保安官から話を聞くなどして原因を調べています。

宮古島海上保安部の福本拓也部長は「市民の皆様に不安を与えてしまい深くおわび申し上げます。全力で調査を進めてまいります」とコメントしています。

巡視船「しもじ」は尖閣諸島周辺海域での外国漁船による違法操業の取締りなどのため、6年前の平成28年に宮古島海上保安部に配備されました。

松野官房長官「大変遺憾 事実関係の調査と原因究明を」

松野官房長官は記者会見で「海上保安庁が関係機関に事故の発生を速報したうえで、被害状況の調査を行っているが、これまでのところ人的被害や民間施設への物的被害は確認されていないと聞いている。このような事故が発生したことは大変遺憾であり、今後、海上保安庁で徹底した事実関係の調査と原因究明が実施されると承知している」と述べました。