サッカーJ1 声出し応援許可の2試合 観客27人が新型コロナ陽性

今月6日に行われたサッカーJ1の2試合で、スタジアムを訪れた観客、合わせて27人が新型コロナウイルスの検査で陽性判定を受けたことがわかりました。
いずれの試合も一部のエリアで声を出しての応援が許可されていて、Jリーグでは感染防止への注意喚起などを今後さらに進めるとしています。

サッカーのJリーグでは政府の基本的対処方針に沿って、リーグ戦の一部で座席を絞って声を出しての応援を許可しています。

Jリーグによりますと今月6日、声出し応援が許可された2試合でスタジアムを訪れた観客のうち、合わせて27人が新型コロナの検査で陽性判定を受けたということです。

1万1516人が訪れた東京 調布市の味の素スタジアムでの試合では16人、1万3311人が訪れた横浜市の日産スタジアムでの試合は11人が、それぞれ陽性と判定され、観客から試合を主管するクラブに連絡があったということです。

東北医科薬科大学の賀来満夫特任教授は「座席の位置関係を見させてもらったが親子などを除いて比較的離れている状況だった。まだ断定はできないがスタジアム内でクラスターが起こったというデータではなかった」としています。

Jリーグの野々村芳和チェアマンは「ファンの皆さんにスタジアムに来る前後の行動の注意喚起も含めて進めて行かないといけないところもある。そういったことも準備しながら次のステップに進んでいきたい」と話していました。