プロ野球 感染者相次ぐ PCR検査と併用して抗原検査も実施へ

新型コロナウイルスの感染が拡大する中、プロ野球のヤクルトや西武などでも感染が相次いでいることを受けて、NPB=日本野球機構はPCR検査と併用して抗原検査も行っていくことを決めました。

NPBは19日、12球団の代表者会議をオンラインで開き、ヤクルトや西武それに日本ハムなどで感染が相次いでいることを受けて、感染対策などについて話し合いました。

その中で、従来のPCR検査に加えて、体調不良を感じた選手やスタッフ、それにチーム関係者に対して抗原検査も行っていくことを決めました。

また、今月26日に福岡市、27日に松山市で予定されているオールスターゲームについて、参加する選手などはそれぞれ48時間以内のPCR検査の行うことになりました。

選手たちは48時間以内の陰性を確認してから福岡に移動し、その後、福岡で検査を受けてから松山に移動するということです。

NPBの井原敦事務局長は「これまでにない感染状況ではあるが、今まで取り組んできたことをさらに徹底して行っていく。抗原検査は一つの指針にもなるので併用していきたい」と話していました。

また、午前中に行われたプロ野球とJリーグの新型コロナウイルス対策連絡会議の後に行われた会見で、プロ野球の斉藤惇コミッショナーは感染者がこのまま増えた場合、観客などの制限を行うのかという質問に対して「観客については政府や自治体と話し合いが必要だが、規制する必要はないと思う。重症化する人が少ないならば観客を入れて行いたい」と述べました。