福島県商工会 ウクライナに支援金 原発事故をきっかけに交流

ロシアによる軍事侵攻が続くウクライナの人たちを支援したいと、福島県の商工会が募金活動を行い、集まった支援金を東京のウクライナ大使館に届けました。

東京 港区にあるウクライナ大使館を訪れたのは、福島県商工会女性部連合会のメンバー7人です。

メンバーは、東京電力福島第一原子力発電所の事故をきっかけにウクライナ北部のチョルノービリ原発を訪問するなど、交流を続けてきたウクライナの人たちを支援したいと、およそ1か月にわたって募金を行ってきたということです。

福島県内の商店やイベント会場などに募金箱を設置し、支援金は121万円に上ったということです。

19日は、連合会の二瓶恵美子会長がコルスンスキー駐日大使に対して支援金の目録を手渡し、大使は「東京まで来て気持ちを示してもらったことにとても感謝している」と謝意を示しました。

大使と面会したあとNHKの取材に答えた二瓶会長は「ウクライナの人たちと交流を続けてきたなかで、遠い国の戦争ではなく、身近な仲間としてなにかできないかと思い募金を行いました。一日も早い終戦を祈っています」と話していました。