沖縄県 新型コロナ 新たに1990人感染確認 月曜としては最多

沖縄県は18日、月曜日としては過去最多となる1990人が新型コロナウイルスに感染したことを確認したと発表しました。新型コロナに対応している病院で感染するなどして働くことができなくなっている医療従事者は732人と過去最多となっていて、病床の一層のひっ迫が懸念されています。

県によりますと、新たに感染が確認されたのは1990人で先週の月曜日と比べて1047人多くなっていて、月曜日としては過去最多となっています。

年代別では多い順に30代が323人、40代が320人、10代が296人、10歳未満が292人、20代が237人、50代が177人、60代が159人、70代が84人、80代が59人、90歳以上が40人、不明が3人となっています。

地域別では多い順に那覇市が475人、石垣市が234人、浦添市が192人、うるま市が154人、沖縄市が143人、宜野湾市が104人、宮古島市が94人、豊見城市が85人、糸満市が60人、南城市が53人、名護市が38人です。

このほかの町村は保健所の管轄別に中部保健所管内が155人、南部保健所管内が150人、北部保健所管内が28人、八重山保健所管内が5人、県外が19人、確認中が1人となっています。

これで県内で感染が確認されたのは29万7933人になりました。

県の担当者は「BA.5への置き換えが進む一方、さまざまな行事が増えて全世代で感染が進んでいる。医療の提供体制も厳しい状況が続いている」として19日に県が開く専門家会議で協議して何らかの対策を打ち出したいという考えを示しました。

また県が貸与しているパルスオキシメーターについて返却しない人が多く、数が不足しているとして、今後は50歳以上の高齢者か基礎疾患がある人、さらに未就学児のいる人を優先的に貸与する方針を説明しました。

18日現在入院しているのは17日より27人多い431人で、新型コロナ患者用の病床使用率は66.6%、国の基準での重症者は17人、中等症の人は219人です。

働くことができなくなっている医療従事者 過去最多

一方、新型コロナに対応している21の医療機関で感染したり濃厚接触者になったりするなどして働くことができなくなっている医療従事者は732人と、17日の717人を超えて過去最多となり、病床の一層のひっ迫が懸念されています。

また高齢者施設など施設内での療養者も過去最多となっているということです。

このほかアメリカ軍から県に対し、新たに34人の感染が確認されたと連絡があったということです。