視力1.0未満の中学生 6割超える スマホなどの利用増が背景か

視力が1.0に満たない中学生が、初めて6割を超えたことが調査でわかりました。デジタル端末を使う機会の増加が背景にあるとみて、文部科学省は、対策を検討したいとしています。

文部科学省は、全国の国公私立の幼稚園や小中学校、それに高校の健康診断の結果を一部抽出し発育状況などを調査していて、感染拡大の影響で期間を通常より長い1年に延長して行っています。

昨年度は、裸眼の視力が1.0未満の割合が、
▽小学生で36.9%と前年よりやや改善しましたが、
▽中学生では60.3%と2ポイント悪化し、調査を始めた1979年以来初めて60%を超えました。

また、
▽すでに60%を超えている高校生の視力はさらに悪化し、64.4%でした。

文部科学省は、スマートフォンの普及などデジタル端末の利用機会の増加が視力低下の背景にあるとみて、近視の実態調査なども踏まえ対策を検討したいとしています。

一方、肥満傾向の割合は、
▽小学6年生が11%、
▽中学3年生と高校3年生がそれぞれ9%といずれも前年から減少しました。

地域別では、小学6年生の男児の肥満傾向の割合が、福島県や宮崎県で20%を超え、最も低い兵庫県の7.4%の3倍近くとなりました。

文部科学省は、「徐々にコロナ前の運動量に戻ってきたと考えられるが、バランスのよい食事や運動による健康的な生活を引き続き呼びかけたい」としています。