厚労相”高齢者や若い世代 速やかにワクチン接種を”日曜討論

新型コロナワクチンついて、後藤厚生労働大臣はNHKの日曜討論で、感染の再拡大を踏まえ、高齢者などには4回目の接種を、若い世代には3回目の接種を速やかに受けるよう呼びかけました。また、現時点で新たな行動制限は必要ないという認識を重ねて示す一方、医療のひっ迫が見込まれる場合などは、行動制限も含めた対策の強化を検討する考えを示しました。

この中で、後藤厚生労働大臣は、新型コロナの感染再拡大について「新しい大きな感染が始まっていることは間違いない。夏休みにも入って、人の移動や接触が増える時期にもなり、感染拡大がどうしても起きる時期になる」と指摘しました。

また、新型コロナワクチンについて「高齢者は2月、3月に主に打っているので、5か月たてばぜひ4回目を打ってほしい。3回目接種をしていない若い世代の人には接種してほしい」と速やかに接種するよう呼びかけました。

そのうえで、4回目接種について「リスクの高い人が集まる病院や高齢者施設では、その人たちにうつさないように、スタッフが減って業務が維持できなくならないように認めることにした。今の状況から言えば、それ以上へ拡大することは考えていない」と述べました。

そして後藤大臣は、現時点で新たな行動制限は必要ないという認識を重ねて示す一方、「リスクを管理できないほど感染が進むとか、医療のひっ迫が起こることになれば、行動規制を含めた対策の強化も考えなければならない」と述べました。