コロナ急拡大 医師がイベントの感染対策に助言 東京 三鷹

新型コロナの感染が再び急拡大する中、東京 三鷹市では地元の商工会が開く催しが3年ぶりに開かれ、医師が感染対策について助言しました。

東京 三鷹市の商工会は地元の商工業に親しみを持ってもらうため、例年、催しを開いてきましたが、ことしは3年ぶりに2日間の日程で開きました。

対策を徹底するため、初日の16日は市の感染症対策アドバイザーを務める水野泰孝医師が実際に屋外や屋内の会場を回り、状況を確認しました。

16日はあいにくの雨でしたが、水野医師は「傘があることで自然に人との距離がとれる」と説明しました。

一方、飲食スペースでは、テントの中にパーティションを設置することで、かえって換気が悪くなる可能性があることを指摘し、飲食用の机の数を増やすことで人どうしの物理的な距離をとることが有効だと助言しました。

また体験ブースのテントでも、強制的に換気を行えるよう用意された送風機などを適切に使うよう伝えていました。
水野医師は「人が集まってもしっかり対策をとれば、感染者がいたとしても広がりを最小限にできる。識者が助言していくことが『ウィズコロナ』の催しを開けることにつながるのではないか」と話していました。

催しを後援した三鷹市生活経済課の立花省二課長は「助言をもらいポイントをおさえて対策することで、一定程度、催しをするのも可能だと思う。経済・市民活動の再開を図りたい」と話していました。