安倍元首相銃撃 奈良市の献花台には連休で遠方から訪れる人も

安倍元総理大臣が奈良市で演説中に銃で撃たれて死亡した事件で、奈良市の現場近くに設けられた献花台には3連休の初日の16日、遠方からも多くの人が訪れ死を悼んでいます。

銃撃事件から15日で1週間がたち、3連休の初日となった16日は正午すぎには400人を超える人が列をつくっていました。

献花台では一人一人、花を手向けたあと、手を合わせて祈りをささげていました。

遠方からも多くの人が訪れていて、安倍元総理大臣の地元、山口県下関市からきた71歳の女性は「この週末は大阪の親戚を訪れる予定でしたが、まずいちばんにここに祈りにきました」と話していました。

東京から訪れた45歳の男性は「事件が起きた日に、きょう現場に行こうと決めていました」と話していました。

奈良市長「心の不調を訴える相談が100件以上」

事件発生当時、安倍元総理大臣の真後ろにいた奈良市の仲川市長も献花台を訪れ「聴衆の中には直接的な被害を受けた人はいなかったが、市が、臨時で設けた相談窓口には、この現場に近づくだけで気持ちが重くなるといった心の不調を訴える相談が100件以上きている。市民の心の健康を守る役割も果たしたい」と話していました。

また、午後4時ごろには立憲民主党の泉代表が現場を訪れ、合掌をしておよそ1分間、黙とうをささげました。その後、記者団の取材に応じ「私も数日前に同じ場所で演説した。これは許されない凶行だ。党は違えど、この国のためにわれわれも貢献していく決意だと安倍元総理に伝えた」と述べました。