【大雨被害】宮城県内 各地で浸水や土砂崩れなどの被害

宮城県内各地の大雨による被害の情報です。

大崎市 ボートで救助される人も

宮城県大崎市鹿島台の姥ヶ沢地区の住宅地では道路が水に浸かったため午前10時半ごろ、自主防災組織のボートで救助される人たちの姿が見られました。

救助された80代の女性は「一人暮らしで避難できず、昨夜は不安で、今夜もどうなるか心配だと思い、救助をお願いしました。ひとまずここまで来られて安心です」と話していました。

同じく救助された60代の女性は「孫もいるので避難するか迷い、自宅にとどまっていました。震災後に石巻から引っ越してきて、もう3度目の避難で水の被害ばかり受けています」と話していました。

大崎市鹿島台の姥ヶ沢地区の行政区長の柴和雄さんは「この地区は3年前の台風19号など過去に何度も浸水しています。自宅で垂直避難している人も多いですが、高齢者などもいるので避難を呼びかけているところです」と話していました。

松島町 観光地の飲食店などに被害

日本三景の1つ、松島がある宮城県松島町では、大雨で観光地の飲食店などに被害が出ています。

JR松島海岸駅近くの飲食店などが入っているビルでは昨夜からの大雨で1階部分が浸水し、3つの店舗に被害が出ています。現場では従業員たちがホースなどを使った排水作業に追われていました。

被害を受けた店舗の1つで、カキや牛タンなどの串焼きを販売している店では、床上20センチほどの浸水被害を受けました。

商品は冷蔵庫に入れていたため無事でしたが、紙皿などがぬれて使えなくなったということです。店は16日を臨時休業とし、17日以降は通常どおり営業する予定だということです。

店主の小島恭一さんは「3連休で稼ぎ時だと意気込んでいたので残念です。あすからお客さんが来ると信じて頑張るしかない」と話していました。

松島町 観光船組合の営業所が浸水被害

大雨の影響で、宮城県のJR松島海岸駅の近くにある観光船組合の営業所が浸水し、組合員たちが片付け作業に追われていました。

松島町で観光船を運航する企業組合の駅前営業所では、大雨の影響で床上25センチほどの浸水被害を受ました。

この営業所では、午前7時ごろから8人の組合員で水を外にかき出したり、タイルについた泥を洗い流したりしていました。町内の海岸近くにも営業所があり、同様に浸水の被害を受けたということです。

組合は16日臨時休業にしましたが、17日以降は通常どおりの営業を再開する予定だということです。

松島島巡り観光船企業組合の小野賢一郎副所長は「ここまでの被害を受けたことは過去になかったので驚いていますが、あすの営業に向けて片付けをするしかないです」と話していました。

大崎 道路冠水で外に出られず 消防がボートで救出

宮城県の大崎地域広域行政事務組合消防本部によりますと、大崎市鹿島台の平屋建ての団地の3世帯から4世帯が、道路冠水のため16日朝早くから外に出られなくなっているということです。

「玄関を開けると水が来ていて家から出られない」と通報が寄せられたということで、現在、消防がボートを使って救出しているということです。

大崎 住宅の浸水10件以上(午前5時半現在)

宮城県大崎市によりますと、午前5時半現在、住宅の床上や床下浸水の情報が市民から少なくとも10件以上寄せられています。

けが人などの情報は今のところないということです。

市によりますと、浸水の情報は次々と寄せられているため現時点で正確な数は把握しきれていないということです。

大崎 冠水した市道で 車に閉じ込められた人を救助

16日午前3時前、宮城県大崎市古川の冠水した市道で、車の中に閉じ込められた人がいましたが、その後、救助されたということです。

宮城県の大崎地域広域行政事務組合消防本部によりますと、16日午前3時前、大崎市古川の冠水した市道で車の中にいる人から「ドアと窓が開かない」と通報がありました。

その後、現場に向かった消防が車の中から救助し、自宅へ送り届けたということです。気象台によりますと、大崎市古川では午前2時半までの3時間に観測史上最も多い133.5ミリの雨が降ったということです。

松島町 14件の土砂崩れの情報

宮城県松島町によりますと、午前6時45分までに土砂崩れの情報が合わせて14件寄せられているということです。土砂は家屋や道路のほうに崩れたということですが、町によりますと、今のところ人的被害の情報は入っていないということです。

また、宮城県の塩釜地区消防事務組合に入った情報によりますと、16日午前0時ごろ、松島町高城で住宅1棟が土砂崩れの被害に遭ったほか、雷が落ちて出火したということです。消防によりますと、この家に住む住民とは連絡が取れていて、けが人はいないということです。

大崎市 丸山橋が崩落

宮城県と大崎市によりますと16日午前6時半ごろ、市内を流れる蛭沢川にかかる丸山橋が崩落しているのを確認したということです。

大雨による川の増水の影響で崩落したとみられ、県や市が状況の確認を進めています。

南三陸町 国道で道路片側が崩落

警察や消防などによりますと、宮城県南三陸町の国道398号線は、志津川御前下地区で八幡川の水位が上昇した影響で道路の片側が崩落しているところがあるということです。

消防によりますと、長さおよそ100メートルにわたって崩落しているという情報もあるということです。

この影響で国道は午前6時ごろからこの部分が全面通行止めになっています。

利府町 県道144号が土砂崩れで通行止め

仙台土木事務所によりますと、県道144号線の宮城県利府町内で土砂崩れが発生したため、16日午前0時から一部区間で通行止めとなっています。