コロナ自宅療養者 全国で32万9000人余 前週の約2倍 (13日時点)

新型コロナウイルスの感染が急拡大する中、自宅で療養している感染者は13日時点で32万9000人余りと前の週のおよそ2倍に増えたことが厚生労働省のまとめで分かりました。

厚生労働省によりますと、新型コロナウイルスに感染して自宅で療養している人は13日時点で全国で合わせて32万9538人でした。

前の週を16万9000人余り上回り、2.1倍に急増しています。

都道府県別では、
▽東京都が最も多く5万3015人、
▽次いで大阪府が3万3374人、
▽神奈川県が3万146人でした。

病床もひっ迫の兆しが見え始めています。

入院が必要と判断された人のうち受け入れ先が調整中だった人は全国で797人で、前の週から500人増えました。

内閣官房によりますと14日時点の「確保病床の使用率」は、沖縄県と和歌山県、それに熊本県で、政府の分科会が「対策を強化すべきレベル」の目安とする50%を上回っています。

自宅療養者は、ことし2月に過去最多の57万人余りとなり、
▽保健所による健康観察が遅れたり、
▽入院できずに自宅で死亡したりする人もいたことから、
厚生労働省は全国の自治体に健康観察や医療提供の体制を強化するよう求めています。