“心停止疑ったら直ちにAEDを” 医師らが声明 銃撃事件受け

安倍元総理大臣が演説中に銃で撃たれて死亡した事件で、現場でAEDを使った救命処置が行われたことについて医師らで作る団体が緊急の声明を発表し「どのような状況でも心停止を疑ったら直ちにAEDを使用してほしい」と呼びかけています。

安倍元総理大臣が銃で撃たれた奈良市の現場では、救急車が到着するまでその場にいた人などによって胸骨圧迫=いわゆる心臓マッサージとAEDによる救命処置が行われました。

これについて日本AED財団は「心停止であってもAEDが有効でない場合があるのか」といった問い合わせが相次いだことから緊急の声明を発表しました。

この中で財団は、心停止には2通りあり▼心臓の筋肉が震えてポンプの機能を失った状態ではAEDによる電気ショックで救命できる可能性が高い一方で▼大量出血などで血液を送る心臓の働きが全く止まった状態のときには電気ショックは有効ではないと説明しています。

その上でAEDはどちらの心停止にあたるか判断し必要な時にはボタンを押すよう音声で指示することから「どんな状況でも心停止を疑ったら直ちにAEDを使用して指示に従ってほしい」と呼びかけています。

また倒れている人が出血している場合も心停止の際は脳などに血液を送ることが最優先だとして「反応も呼吸もなければ原因に関わらず直ちに胸骨圧迫を開始してほしい」とし「今回現場にいた人たちは素晴らしい行動をとった」としています。